2013年04月11日

関西への旅その2〜宝塚花のみち



関西への旅2日め。
宝塚まで行ったら、もちろん行くでしょう!
宝塚歌劇です。

うちの子どもたちと、友人一家の娘と、3人の子連れで宝塚大劇場へ。
大劇場へ続く「花のみち」は桜が満開。
今年は東京の桜がうんと早かったので、おかげでばっちり2回めの桜を見られました。

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今回は子連れの観光旅行ゆえ、こんなものの写真も撮っちゃいます。

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宝塚歌劇といえば「ベルサイユのばら」。
オスカルとアンドレのブロンズ像があるんです。


観劇前のごはんは、ここ。
大劇場近く、宝塚ファンの間でも大人気のサンドイッチ屋さん「ルマン」で。

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ふわふわのスクランブルが入ったタマゴサンドですが
なんと、パンにはゆでタマゴを刻んだエッグサラダもうすーく塗ってあるんです。
エッグサラダonスクランブルのWタマゴサンド。
このエッグサラダはどうも、ほとんどのサンドイッチに塗ってあるようで、
メンチカツやきゅうりサンドにも、かすかに見えるゆでタマゴ。
美味しいわけですよねえ。
以前、シナモントーストの話のときにも書きましたが、
このあたりの思いっきりのよさが、お店ならではの美味しさの秘密なのでしょうね。



さて、観たのはこれ。
宝塚大劇場で4月15日まで、東京宝塚劇場で5月10日から6月9日まで上演の
宙組公演『モンテ・クリスト伯/Amour de 99』

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娘は4年前にもちょうどこの時期に宝塚大劇場に来たことがあり、
何度か観劇したこともあったのですが、息子と友人娘は初観劇。
どうしても構成上お芝居が長いので、どうなるか心配でしたが、
お芝居はややだらけてきたものの、ショーでは手拍子までしまくってノリノリ!
翌日になっても3人揃って「ショー、もう一回観たい〜」というほどの気に入りようでした。

この写真の自前のオペラグラスと、レンタルしたオペラグラスがひとつあったのですが
その2つを3人で奪い合ってあわやケンカになりそうなところまでの熱中ぶりに、
こっちのほうがびっくり。
(ゴソゴソ動きまくりで、周りの席の方、本当にごめんなさい……)
よくよく考えたら、双眼鏡で舞台を観られる、なんて楽しい設定に
うちの息子が夢中にならないはずがなかったのでした。
初めからケチらずに、子どもたちの人数分オペラグラスを揃えておくべきでしたよ……。


ちなみに、お芝居では飽きてぐにゃぐにゃになっていた息子が
ガバッと起き上がって食いついたのが、この方。



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七海ひろきさん演じるキャプテン・ヴァンパ。
はい、息子、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウの大ファンですから……。
宝塚版『モンテ・クリスト伯』では、ルイジ・ヴァンパは山賊ではなく海賊なのです。


『モンテ・クリスト伯』自体は原作とやや変わっているところもあるのが残念、
と思ったりもしていたのですが、結果的にはとてもわかりやすい話になっていて、
青い鳥文庫の「巌窟王」を買い与えても見向きもしなかった娘が
「家に帰ったら『巌窟王』読みたい〜」
と言い出したのは、嬉しい効果といいましょうか。
「巌窟王」とお芝居ではどう話が変わっていたのか気づくかどうか。
お芝居でどのくらい話を理解してきたのか、楽しみなところでもあります。


posted by しょうこ at 21:00| Comment(2) | 宝塚の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月28日

宝塚トップスターは羽化する、というお話。



突然ですが、宝塚歌劇のお話。
先日、アンチ宝塚の夫にしたところウケたので、
調子にのってこちらにも書いてしまいます。


宝塚歌劇を観たことがない方でも、
最後にトップスターが背負う、大きな羽根についてはご存知なのではないでしょうか。


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 ちなみにこれは『宝塚歌劇検定公式基礎ガイド2010』の表紙。
 ライターとして一部、担当させていただきました。


先日、あるトップスターさんの対談を見ていました。
その中で、
「トップとして初めて舞台に立った瞬間の緊張を、どうやって解消した?」
という質問に大して

 トップ初日、直前までは震えるほど緊張した。
 でも、舞台に上がった瞬間に楽しくなって、
 それまでは自分のことでいっぱいだったのが、
 舞台全体、宝塚全体のことばかりを考えるようになった

というような話をしていたのがとても面白かったのです。
2番手のときとトップとは100番手分くらいの差がある、と。
(なんの話かまったくわからん! 
 でも、興味はある、という方のために、下に解説をつけておきます)


それまで、自分がどうする、自分をどう見せる、で精いっぱいだったのが
トップとして舞台にたった瞬間に、俯瞰の視線を得るんですねえ。
たったひとつ、立場が変わるだけなのに、
100番手分くらいの差があるほど意識が変わった、と。

その話を聞いていて、まさにさなぎが羽化する様子を思い浮かべました。
昨日までの女の子が立場を得て、
まったく形を変えて、ぶわっと羽を広げて浮かび上がり、地上を見下ろす姿を。

で、その瞬間にわかったんです。

だからトップスターは羽根を背負うのか!



宝塚歌劇はトップスター制になっていまして、
花、月、雪、星、宙と5組それぞれにトップスターがいます。
各組には、組子と呼ばれる組員が約80名いて、
その中で主役を張るのがトップスター。
主演=トップは固定で就任後は、平均して4〜5作程度は主役を努めた後、華々しく引退し、
また次公演からは新しいトップが就任する、というのが宝塚のトップスター制度です。

もちろん、あるときとつぜん、思いもつかない人がトップになるわけではなく、
新人の頃から徐々に、あの人はトップになるかもしれないな、というスターが、
3番手→2番手→トップスターへ、と徐々に昇格していくのです。
(もっとも、最近は3番手2番手が曖昧になってきていますが、それはさておき)
だから、徐々に番手を上げて行くなかで、
少しずつの心構えをする時間はあるし、当然しているであろうのに、
やっぱり、その劇的な変化の瞬間は、トップとして立つ瞬間に訪れるものなんだ、
という話が本当に興味深かったのです。


宝塚のトップスターがいまの大きい羽根をフィナーレで必ず背負うようになったのは、
実はかなり最近で、90年代なのだそうです。(出典・「桜木星子の"宝塚×MAG"」)
来年100周年を迎える、長い歴史を持つ宝塚歌劇ですが、
代名詞として語られる大羽根の歴史は、さほど長くはないのですね。
宝塚に羽根はつきものですので、
トップスターでなくとも小さな羽根を背負うことは多々ありますが、
トップの大羽根だけはサイズも重さも桁違い。トップの称号でもあり、
重さ10キロ以上(ときには30キロ近く)と言われる大羽根は
トップの責任の重さ、とも言われます。

それまで何十年の歴史のなかで、演出家の先生方はきっと、
トップとして、あるときとつぜん進化するスターの姿を多く見てきたのだろうなあ、と。
そして、それに、さなぎから生まれでてくる蝶の姿を重ねたのだろうなあ、ということが
初めて理解できたのです。

立場がひとを作る、という言葉の意味を、あらためて考えさせられます。



ラベル:宝塚の話
posted by しょうこ at 00:00| Comment(0) | 宝塚の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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